仏壇用常花
仏壇用の常花の基本、宗派による違いや意味など。
常花とは?
常花は仏具の一つで、紙や布や木を素材とするもの、あるいは金属を材料とするもの、さらには金銀の箔を施したり、色彩豊かに彩色したものなど、形は様々です。
蓮華を象ったものが多く、奇数の茎を持っているのが大きな特徴です。
最近では、蓮華以外にも、季節の花を象った仏壇用常花が多く作られるようになりました。
宗派による違いは?
宗派による違いもあり、例えば、鬼子母神の前では石榴(ざくろ)の常花が用いられます。
金蓮華は、宗派を問わず広く一般に用いられますが、本来は浄土三部経にあらわされる、極楽浄土の御物という意味合いがあるとされています。
装飾品としては、常花を飾ることによって、仏の浄土を演出するという効果があります。
仏具を飾ることの意味は?
仏壇に仏具を飾ることを「荘厳(しょうごん)する」といいます。
荘厳とは仏教用語で、美しく整え飾るという意味を持っています。
蓮は泥の中から生じて美しい花を咲かせることから、仏教においては菩薩の修行に例えて、重要なものとして扱われます。
仏壇用常花に蓮が多く見られるのはこのためです。
金色の蓮華は、荘厳における最高の装飾として用いられます。
常花を飾る仏具は?
仏壇用常花は「花立」という仏具に刺して飾られます。
高さは花立も含めて20センチ前後のものが一般的です。
近年では、アルミ製、金メッキのものが広く普及しています。
高級品も少なからず存在し、価格は1万円程度のものから数十万円のものまで様々です。
左右に並べて飾るため、一対がセットで売られている場合が大半のようです。